１９７２年（昭和４７年）、地元スーパーマーケットの塩干部門が独立して事業を開始した弊社では、創業以来、『マーケットイン』（買い手側の立場に立ち、必要なものを必要なだけ提供すること。）の考え方をDNAとして持ち続けています。

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　マーケットの様々なニーズに応えるための安定供給・安定品質・安定価格及び適量供給を実現するため、弊社最大のセールスポイントである鮮魚の『部位別加工』という高次加工に特化した加工事業、魚類養殖事業・近海鮪延縄船事業、販売事業による『サプライチェーン』を構築し、販売計画に基づく生産計画とその進捗管理を行う仕組みづくりに注力してまいりました。

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　ブリ養殖は、その北限域に位置する尾鷲湾において、年間４０万尾超の生産を行っていますが、大学との連携等により養殖場の環境特性に合わせた先進的な養殖技術の開発・確立に取組んでいます。

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　また、ブリ・タイ・カンパチなど取り扱う全養殖魚類は、年間約１５０万尾になり、自社以外の養殖魚類については四国・九州及び地元の協力生産者グループから、最適な時期に供給を受けて加工し、周年市場に提供出来る仕組みを作っています。

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　漁船漁業では、高品質なマグロ（主としてビンチョウマグロ）を消費者の皆様に届けるため、同業他船では行われていない船上で高鮮度を保つための処理をしています。本事業は、地元魚市場の水揚げ増大や、また漁業後継者づくりという地域課題の解決に応える取り組みでもあります。

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　『部位別加工』は、人材確保が困難になりつつあるマーケットの「必要な部位を必要なだけ仕入れたい」というニーズに応える事業です。このため、加工設備等の整備に積極的に取組むとともに、SQF認証を取得するなど安全・安心で高品質な商品づくりに取組んでいます。

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　また、三重県南部に位置する尾鷲市は、他産地と比べ首都圏・中京圏・関西圏という日本の大消費地に近いという物流面でのアドバンテージにより、消費者の皆様に鮮度の高い製品をより短時間で提供することが出来る好立地条件にあります。

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　このような、立地条件を最大限に生かして、弊社の商圏は中京圏・関西圏・首都圏はじめ北陸・東北等全国に拡がっています。また、近年では中国・台湾・ASEAN諸国、さらに欧米諸国等海外市場を対象にした販路開拓にも取組んでいます。